勉強方法について

今日、たまたま立ち寄った本屋で、TACの岡根講師の『社労士に面白いほど合格する本』を見つけました。2001年発行ですので、今から4年以上前の本です。岡根講師ってば、慶応法学部出身だったんですね。2005年TACのダウンロードフォロー講座でお世話になったなぁ、などと思いながら立ち読みしました。
本の内容で勉強法については、予習はテキストを2回読むとか、過去問で問われている所をテキストにマークするとかいった内容で、『合格マニュアル』と共通する所も多くあります。私は、2006年試験対策は『合格マニュアル』通りに進めようと思っているので、なんだか心強いですね。
勉強方法はこうしよう!と、決めているにもかかわらず、合格体験記とか勉強法とかあれば、ついつい読んでしまいます。で、それぞれの内容には、ビミョ〜に違うところもあるし、相反するコトが書かれている事も結構ありますよね。

  • “テキストは読むな。問題練習をやって理解出来ないところを調べるのに使え” VS “テキストを読まずに問題練習をするな。問題練習をしてもかならずテキストに立ち戻ってチェックし、5回 〜 10回は読み込め。”
  • サブノートは作るな。ポイントはテキストに書き込め。サブノートを作る時間があったら少しでも多くの問題練習をするべし。 VS テキストを一通り読んで問題演習を始めたら、理解の浅い項目・苦手項目のサブノートをぜひ作るべし。自分なりにまとめて初めて、知識が自分のものになり、問題にも対応できるようになる。
  • まず、選択式問題に着手すべし。条文主体の穴アキ問題に取り組む事で法律に対する理解が深まり、択一式問題を解く為の下準備にもなる。(または、選択式対策は、できるだけ早い時期に始めて何度も繰り返すと良い) VS まず、択一式問題に取り組むべし。一問一答式問題の正誤判断に取り組む事で条文のポイントが明確になり、選択式問題を解く為の下準備にもなる。(または、選択式対策は試験2〜3ヶ月前に始めると良い)

(私は、現在の所、赤文字の方式を採択しております)
これらの相違は、合格した人の(あるいは勉強法が想定している人の)勉強環境とか、もともと持っている知識とか、相性とか、血液型(?)とかにもよるんでしょうか。あるいは、そういう事よりも、もう少しシンプルな『(問題集であれテキストであれ)一つの教材を何度も繰り返す』とか、『本試験日前日まで、キアイを維持する』とかの方が“合格の秘訣”の本質的な部分であるのかな、という気もします。
『自分の現状を客観的に分析する事と、その現状に対して適切な勉強方法を選択する事』は、素人にはとても出来ることではないと思います。独学ではなく、通学講座を選択する一番のメリットは、学習方法の相談が出来ることかも知れません。